梅雨によく起こる偏頭痛とは?
2022年06月1日
もう6月に入り、気温も夏に近づいてきました!
しかし、夏が来る前にジメジメとした梅雨がもうすぐやってきます…
今日はそんな湿気の多い時によく起こる偏頭痛について解説します!
偏頭痛ってそもそも何?
こめかみなどの頭の片側に起こる「ズキズキ」と脈を打つような頭痛で、数時間〜2、3日続く発作的な頭痛です。
人によっては両側のこめかみから目の辺りにかけて痛みが出る場合もあります。
はっきりとした原因は解明されていませんが、特に20〜40代の女性に多くみられます。
◆ 症状
- 光や音、匂いに敏感になる
- 身体を動かすと痛みが悪化
- 吐き気を伴うパターンも多い
- 閃輝暗点
特に症状が悪化すると痛みで立つことも困難になる場合もあります。
※閃輝暗点・・・偏頭痛の前兆として起こる症状といわれてます。
視界がキラキラ・ギザギザした光が見える現象で、少しずつ視界を遮るように広がっていく症状のこと。
多くの場合、症状が数分〜数十分程度続き、閃輝暗点が終わった後に偏頭痛の症状が起こりやすい。
◆ 原因
- ストレス
→特に仕事終わりや休日などに偏頭痛が起こりやすい方は心身のストレスから解放されると、副交感神経の働きで血管が急に拡張されて偏頭痛が起きやすい。
- 眼精疲労
→長時間のPCやスマホなどで目に疲労が蓄積して起こる。
「目に疲れが溜まると偏頭痛が起こりやすい」方は液晶などのディスプレイから発せられる光が影響になっている可能性があります。
- 神経の炎症
→何らかの理由で脳が刺激されることによって、顔の感覚を脳に伝える神経に炎症が起こり偏頭痛が起こるといわれている。
- 雨などの気圧の変化
→急激な気温の上昇やむしむしする高い湿度、雨などの低気圧が影響して偏頭痛が起きやすく、台風や梅雨の時期には偏頭痛を訴える方が多いです。
この場合、雨が降る前に偏頭痛の症状が現れることが多く、雨が実際に降ってくると症状が治ることがほとんどです。
- 女性ホルモン
→「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌量が低下することで生理中や生理前後、PMSの時期に偏頭痛が起きやすいといわれています。
偏頭痛が起こりやすい人の特徴は?
偏頭痛は血管が拡張されて起こる頭痛と言われていますが、特に肩首まわりの筋肉が硬い人ほどよく起こりやすいです!
それはなぜか?
筋肉の硬くなっていることで、もともと肩首まわりの血管が圧迫されている状態なので
『 雨などの気圧の変化 』や『 ホルモンの影響 』により血管が拡張されて「ズキズキ」と脈打つ偏頭痛につながるからです!
偏頭痛を改善するには?
特に肩首まわりの硬さがある人は、まず筋肉の緊張を和らげることをおすすめします!
普段から肩首まわりの筋肉が柔らかければ血管が拡張されても「ズキズキ」とした偏頭痛の症状も出にくくなる可能性があるので、ストレッチや入浴などで筋肉をしっかり柔らかくしてみてください!
ただ注意点としては、偏頭痛の症状が出ている時は温めたりしてはいけません!
血管が拡張しているのでむしろ冷やすことをおすすめします!
偏頭痛の症状が出ていない時にストレッチや入浴などをしてみてくださいね。