肩甲骨が動かないことによるデメリットとは?
2024年07月22日
肩甲骨は、肩関節の動きや腕の上げ下げ、体のバランスなどに重要な役割を担っています。
しかし現代人の生活習慣では、長時間同じ姿勢で過ごしたり、運動不足だったりしがちで、肩甲骨が十分に動かなくなっている人が増えています。
肩甲骨が動かないことによる主なデメリット
肩甲骨が動かないことによるデメリットは以下の通りです。
肩こりや首こり
肩甲骨周りの筋肉が硬くなると、血行不良や酸素不足が起こり、痛みやこりを感じやすくなります。
猫背
肩甲骨が外側に開いたまま固まってしまうと、背筋が丸くなり、猫背になりやすくなります。猫背になると、見た目が悪くなるだけでなく、呼吸が浅くなったり、内臓の位置がズレたりするなどの問題が生じます。
運動能力の低下
肩甲骨が動かないと、腕の可動域が狭くなり、スポーツや日常生活での動きが制限されます。
転倒のリスク増加
肩甲骨が動かないと、体のバランスが崩れやすくなり、転倒のリスクが高まります。
その他
その他にも、肩甲骨が動かないことによって
・頭痛
・めまい
・眼精疲労
・不眠
・イライラ
・集中力の低下
のような症状も出やすくなります。
肩甲骨を動かすためのストレッチ
肩甲骨が動かないことを改善するには、肩甲骨周りの筋肉をストレッチすることが効果的です。
以下に、おすすめのストレッチを紹介します。
腕回し
腕を大きく前に回し、その後後ろに回します。それぞれ20回程度回します。
ポイントは、肘を大きく動かす意識で回すこと。
そうすることで肩甲骨のより大きく動かせます。
肩甲骨寄せ
肩甲骨を寄せるように意識しながら、肩をゆっくりと後ろに回します。
ゆっくりと10回程度繰り返します。
猫背ストレッチ
四つん這いになり、背中を丸めたり、反らせたりします。
ゆっくりと10回程度繰り返します。
日常生活の中で意識すること
また、日常生活の中で以下の点に意識することで、肩甲骨を動かす機会を増やすことができます。
- 長時間同じ姿勢を続けずに、適度に体を動かす
- 猫背にならないように意識する
- 肩甲骨周りのストレッチを習慣にする
肩甲骨は、私たちの健康にとって非常に重要な役割を担っています。
肩甲骨が動かないことで、様々な問題が生じる可能性があります。
日頃からストレッチや運動を心がけ、肩甲骨をしっかりと動かしましょう。
また、肩甲骨の痛みや動きが気になる方は当院へお気軽に問い合わせください。