寝違えは首だけじゃない

2023年11月8日

 寝違えは、首や腰の筋肉が急激に伸びたり、縮んだりして起こる筋肉の損傷です。

寝ている間に不自然な姿勢をとり続けたり、寝返りを打つときに勢いをつけたりすることで起こりやすいと考えられています。

さらに寝違えは首に痛みを出しやすいと言われていますが、

背中や腰にも痛みを出すことがあります。

 

寝違えの原因

寝ている間の姿勢

寝ている間に、首が不自然な方向に曲がったり、ねじれたりしていると、筋肉に負担がかかり、寝違いを引き起こしやすくなります。

 

寝返りの打ち方

寝返りを打つときに勢いをつけたり、急激に動いたりすると、筋肉に負担がかかり、寝違いを引き起こしやすくなります。

 

ストレスや疲労

ストレスや疲労によって、筋肉が緊張しやすくなり、寝違いを引き起こしやすくなります。

 

姿勢の悪さ

日常生活で姿勢が悪いと、筋肉に負担がかかり、寝違いを引き起こしやすくなります。

 

 

寝違えの症状

 ●首の痛み

 ●首が原因による手の痺れ

 ●首の動き(可動域)の制限

 

 

寝違えはぎっくり腰に比べて軽視されがち

寝違いは意外と軽視されがちですが、症状の重たさとしてはぎっくり腰と同じくらいに重いです。

ぎっくり腰の場合は腰に症状が出るので、日常生活に大きく影響を与えますが、 寝違いの場合は首を特に動かさなければ、日常生活の影響は少ないです。

しかし、寝違えはぎっくり腰と同じ筋肉・神経の問題で起こるので軽視してはいけません。

何回も寝違えを繰り返す方は、寝具や寝方、ストレッチなど予防を行ってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

頚椎性神経根症とは?

2023年09月12日

こり・むくみ解消

このような症状でお悩みではないですか?

・首肩こりがひどく上を向くと首が痛い

・飲み物を飲む時やうがいをする時に肩〜腕が痛い

・美容室のシャンプー台で上向きになる時に肩や腕が痛い

 

その症状はもしかしたら『頚椎性神経根症』かもしれません。

 

 

首や肩、腕に痛みやシビレが出る症状のひとつに、『頚椎性神経根症』という疾患があります。

 

 

頚椎性神経根症とは

神経が出始める頚椎のスペースが何らかの影響で狭くなることで、神経の根元が圧迫され、その圧迫を受けた部分か、その先の繋がっている部位に痛みやしびれを感じる症状のことを言います。

 

この疾患は特に肩〜腕にかけての痛みが強いことが多いです。

 

 

一般に頚椎を後ろへそらせると痛みが強くなる」ので、飲み物を飲む動作やうがいの時や、美容室でシャンプーされる際のアゴが上がる姿勢で痛みやシビレを感じやすくなります。

 

ひどい場合は、悪い姿勢で座っているだけでも痛みが出てきます。

 

 

主に、日常の姿勢の悪さが原因』となっている場合が多いです。

 

というのも、悪い姿勢(背中が丸くアゴが前に出るような姿勢)でいると、頚椎の周りにある首や肩の筋肉が緊張して収縮していきます。

 

すると頚椎と頚椎のスペースが必然的に狭くなり、神経根が圧迫されやすくなるからです。

 

 

 

予防と治療

一般的な病院では

症状が出ないように頚椎を後方へそらせないようにし、適切な方向への頚椎牽引や症状が強いときには消炎鎮痛薬の投薬などが行われます。治るまでには数か月以上かかることも少なくなく、激痛の時期が終わるまで気長に治療します。(日本整形外科学会HPより)

 

 

当院では

痛みに即効性があるハイボルト治療を行います。

 

  • 圧迫されている神経の痛みをブロックする
  • 緊張している周りの筋肉を緩めて頸椎のスペースを広げる
  • 原因となる姿勢の改善を同時に行い、首の筋肉や頚椎への負担を減らす

 

以上の治療を行うことで、頚椎性神経根症を根本から改善し、再発しにくい体づくりや、日常生活のアドバイスまで行います。

 

 

 

このような症状でお悩みの方は当院にご相談ください。

ハイボルトで治療可能な症状一覧

2023年08月28日

 

当院で行うハイボルト治療は「痛み」「しびれ」に特化した治療法で、即効性が期待でき、以下の症状が治療可能です。

 

【頚胸部】

頚椎椎間板ヘルニア

頚肩腕症候群

肋間神経痛

寝違え

むち打ち

首こり

肩こり

頭痛

 

【上肢】

五十肩

野球肘

テニス肘(外側上顆炎)

バネ指

TFCC損傷

狭窄性腱鞘炎(ドケルバン病)

突き指(指関節捻挫)

 

 

【腰背部】

腰椎椎間板ヘルニア

脊柱管狭窄症

腰椎分離症

背部痛

ぎっくり腰(急性腰痛症)

慢性腰痛

 

【骨盤・下肢】

坐骨神経痛

股関節痛

鼠径部痛(グロインペイン症候群)

オスグッド

鵞足炎

変形性膝関節症

シンスプリント

アキレス腱炎

モートン病

足底筋膜炎

足首捻挫

 

上記症状のほか、「原因不明の痛み」「定期的に繰り返す痛み」なども検査・治療が可能です。

 

 

 

お悩みのご症状がありましたら、お気軽にご相談くださいませ。

 

寝違えを軽視すると危険な3つの理由

2022年02月8日

「あなたは寝違えを起こしたことはありますか?」

 

寝違えて起こる首や肩の痛みは、そのまま放置したり繰り返しているとかなり危険だということがわかっています。

 

そこで今回は、『寝違えを軽視いていると危険な理由3つ』について解説していきます。

 

【結論】

①ギックリ腰と同レベルの症状である

②手や腕に痺れや痛みが出る

③頚椎ヘルニアなど手術になる可能性がある

 

 

【解説】

①ギックリ腰と同レベルの症状

ギックリ腰は、腰や骨盤周りの筋肉が急につることで発症します。

寝違えは、首や肩の筋肉が急につることで発症します。

痛みが出ている箇所が違うだけで、起こるメカニズムは同じなのです。

 

ギックリ腰は体の中心で発症するので、歩く・立ち上がるなど少しの動きでも痛みが出るため、ほとんどの方が生活に支障が出ます。

しかし、寝違えで支障が出るのは首の動きだけで、それ以外はほとんど何も支障が出なので、ギックリ腰と同レベルの重症度でも軽視されがちなのです。

 

 

②手や腕に痛みや痺れが出る

寝違えが起こるときに筋肉がつるのは前述の通りですが、つった筋肉は短く硬くなります。

筋肉が短く硬くなると、その奥にある頚椎の骨と骨のスペースが狭くなり、神経が圧迫され始めます。

神経が圧迫されると、腕や指先に痛みや痺れが出始めるのです。

場合によっては肩の動きにも影響を与えるので、五十肩の原因にもなることがあります。

 

 

③頚椎ヘルニアなど手術になる可能性がある

骨と骨のスペースが狭くなると、神経の圧迫だけではなく、椎間板というクッションの役割をしたものが正しい位置から逸脱することもあります。

これが俗に言う頚椎の「椎間板ヘルニア」です。

ヘルニアが悪化すると手術をしないと治らない、と言うこともあります。

 

 

以上解説してきたことから、寝違えというものは非常に軽視されがちなことが多いですが、

放置しているとかなり危険だということです。

 

普段から「首や肩が凝りやすい」「寝違えを起こしやすい」という方は、ご自身のお体としっかり向き合ってみてはいかがでしょうか。