反り腰と腰痛の関係性を徹底解説!!
2024年03月13日
目次
腰痛は、日本人の8割が経験する国民病です。
腰痛の原因は様々ですが、反り腰も腰痛の原因の一つとして挙げられます。
そもそも「反り腰」ってなに?
「反り腰とは」
”腰椎が本来持っている前弯(お腹に向かってカーブしている)がさらに強くなっている状態”
のことを言います。
正常な腰椎は、お腹に向かって前方に軽くカーブを描いています。
しかし、反り腰になるとこの前方へのカーブがさらにきつくなり、腰骨に負担をかけます。
反り腰=腰椎の前弯が強くなるのはなぜ?
腰とお腹の筋肉のバランスが悪くなる
腰骨は腰の筋肉とお腹の筋肉で支えられています。
しかし、お腹の筋肉が弱くなってしまうことで反り腰になります。
これは、お腹の筋肉が弱くなってしまった結果、腰の筋肉が過剰に働くことで腰の反りが強くなってしまうからです。
猫背(背中が丸まっている)を気にしている
猫背や背中が丸くなっている状態も反り腰の原因になります。
特に背中が丸くなっていると自覚している方に起こりやすいです。
なぜかというと背中が丸くなっている状態が嫌なので、その代償として背中や腰を反ることで姿勢を良くしようとしているからです。
股関節が硬い
股関節が硬くなると、太ももの前側の筋肉が硬くなりやすいです。
その結果、骨盤が前に傾いて腰の反りが強くなります。
体重の増加
ストレスや食生活などの影響で急激に体重が増加すると、お腹が出た体型に変化してしまいます。
お腹が前にでると、立っている姿勢の時は身体が前方に傾きます。
お腹の重みで前方に傾いた姿勢を改善させるために、腰を反らせた姿勢になって、反り腰になってしまいます。
反り腰が腰痛を起こす原因は?
反り腰になると、以下の理由によって腰痛を引き起こしやすくなります。
腰骨への負担増加
反り腰になると、腰椎前弯が強くなり、腰椎にかかる負担が大きくなり痛みにつながります。
反り腰のまま放置していると脊柱管狭窄症などの症状につながる場合もあります。
筋肉の緊張
反り腰になると、腰の筋肉が緊張し、血行が悪くなります。
腰の筋肉が緊張すると痛みはもちろん、冷え性などにもつながります。
骨格の歪み
反り腰になると、骨盤が前傾したり、背骨が歪んだりします。
反り腰が続くと猫背やストレートネックが強くなる可能性もあります。
反り腰と腰痛は関係性が高い
反り腰が必ずしも腰痛の原因になるとは限りません。
しかし、多くの場合、反り腰と腰痛は関連しています。
反り腰を改善することで、腰痛を軽減することができます。
反り腰を改善するために
反り腰の改善には、以下の方法が効果的です。
ストレッチ
太ももの前側の筋肉をストレッチすることで、股関節の硬さが軽減するので反り腰の改善に効果があります。
この時に注意するのが、腰を丸める意識を持ってストレッチしてください。
背骨のエクササイズ
- 四つん這いになる(肩の真下に手、お尻の真下に膝をつく)
- おへそを覗き込むように背中を丸める
- 腰と背中をそらせる
- ②~③をゆっくり10回繰り返す
骨盤をドローインさせる
反り腰の人は猫背や背中が丸くなることで腰を反らしてしまいがちです。
そんな反り腰タイプにおすすめなのが「ドローイン」です。
ポイントはお腹を凹ますように意識することです。
骨盤矯正
骨盤矯正によって骨盤の位置を正常に戻して、反り腰を改善させます。
「まとめ」
・反り腰の原因は筋肉のバランス異常、姿勢の悪さ、股関節の硬さ、体重の増加などが原因
・反り腰は、腰痛の原因になりやすい。
・反り腰を改善することで、腰痛を軽減することができる。
反り腰の方は意外と多いので、少しでも「反り腰かも?」と感じた方はぜひ参考にしてくみてください!!