『立ち上がる時』or『座る時』に感じる腰痛、この2つの違いとは?
2023年10月21日
一概に『腰痛』といっても原因や痛み方はそれぞれです。
腰痛を感じるタイミングとして多いのが、立ち上がる時と、座る時。
どちらのタイミングが痛みを感じやすいのかで、原因のポイントが変わってきます。
今回はこの2つの違いについて解説していきます。
立ち上がる時に感じる腰痛について
座った状態から立ち上がる時に痛みを感じる腰痛は、『腸腰筋』が悪くなっていることが多いです。
腸腰筋が悪くなると、座った状態から立ち上がる際に腰が伸びにくく、真っ直ぐにしようとするタイミングで痛みや硬さを感じます。
デスクワークや長距離の運転後など、日ごろから座る時間が長い人がなりやすい腰痛の一つです。
座る時に感じる腰痛について
逆に、座る時に痛みを感じる腰痛は、『仙腸関節』が悪くなっていることが多いです。
仙腸関節は上半身と下半身をつなぐ関節で、前かがみなどの体を折り曲げる時によく動く関節です。
この関節の動きが悪くなると、洗面時やイスに座る時など、前かがみのようにお腹と太ももの前が近づく動作をしたときに痛みを感じやすくなります。
どちらの動きも痛い場合は?
立ち上がる時と座る時、どちらの動きも痛い場合は、『仙腸関節』と『腸腰筋』同時に悪くなっています。
この場合はぎっくり腰かそれに近い、非常に悪い状態と言えるでしょう。
どうすればいい?
痛みが軽度の場合は、ストレッチやウォーキングなどの軽めの運動がおすすめです。
痛みが強い場合は早期に治療することをおすすめします。
とくに腸腰筋は深部にあり、また仙腸関節は可動域がわずか5mmしかない繊細でデリケートな関節です。
そのため経験や技術・知識がないと、アプローチすることが難しく施術が困難な部位です。
そのような箇所をどちらも治療できることが、当院の強みです。
慢性腰痛、くり返す腰痛、ぎっくり腰でお悩みの方は、お気軽にご相談くださいませ。