寝違えを軽視すると危険な3つの理由

2022年02月8日

「あなたは寝違えを起こしたことはありますか?」

 

寝違えて起こる首や肩の痛みは、そのまま放置したり繰り返しているとかなり危険だということがわかっています。

 

そこで今回は、『寝違えを軽視いていると危険な理由3つ』について解説していきます。

 

【結論】

①ギックリ腰と同レベルの症状である

②手や腕に痺れや痛みが出る

③頚椎ヘルニアなど手術になる可能性がある

 

 

【解説】

①ギックリ腰と同レベルの症状

ギックリ腰は、腰や骨盤周りの筋肉が急につることで発症します。

寝違えは、首や肩の筋肉が急につることで発症します。

痛みが出ている箇所が違うだけで、起こるメカニズムは同じなのです。

 

ギックリ腰は体の中心で発症するので、歩く・立ち上がるなど少しの動きでも痛みが出るため、ほとんどの方が生活に支障が出ます。

しかし、寝違えで支障が出るのは首の動きだけで、それ以外はほとんど何も支障が出なので、ギックリ腰と同レベルの重症度でも軽視されがちなのです。

 

 

②手や腕に痛みや痺れが出る

寝違えが起こるときに筋肉がつるのは前述の通りですが、つった筋肉は短く硬くなります。

筋肉が短く硬くなると、その奥にある頚椎の骨と骨のスペースが狭くなり、神経が圧迫され始めます。

神経が圧迫されると、腕や指先に痛みや痺れが出始めるのです。

場合によっては肩の動きにも影響を与えるので、五十肩の原因にもなることがあります。

 

 

③頚椎ヘルニアなど手術になる可能性がある

骨と骨のスペースが狭くなると、神経の圧迫だけではなく、椎間板というクッションの役割をしたものが正しい位置から逸脱することもあります。

これが俗に言う頚椎の「椎間板ヘルニア」です。

ヘルニアが悪化すると手術をしないと治らない、と言うこともあります。

 

 

以上解説してきたことから、寝違えというものは非常に軽視されがちなことが多いですが、

放置しているとかなり危険だということです。

 

普段から「首や肩が凝りやすい」「寝違えを起こしやすい」という方は、ご自身のお体としっかり向き合ってみてはいかがでしょうか。