腰が痛いのは何か不足してるから?
2025年10月10日
腰痛の要因
腰痛に苦しんでいるけれど、原因がいまいちわからない人もいるでしょう。
一口に腰痛といっても、その原因はさまざまです。
今回は腰痛の原因として考えられる要因について、チェックしてみましょう。
・運動不足
運動不足に陥ると、腰の周りの筋肉が衰え、柔軟性が低下します。
筋力が低下して背骨をまっすぐに支える力が衰えると、背骨や腰椎にかかる負担が増え、痛みにつながります。
また、筋肉が凝り固まった状態は血流が滞り、痛みを生み出す物質が放出されてしまうため、腰の痛みへとつながってしまうのです。
・姿勢
姿勢の悪さも腰痛の原因のひとつ。反り腰なども、腰の自然なS字カーブが損なわれるため、腰への負担が強まってしまいます。
また、立っている時よりも、座っている時の方が腰への負担は大きいため、デスクワークなどで座っている状態が続く人は姿勢にも気をつけたいところ。
・長時間の同じ姿勢
長時間同じ姿勢を保つのもよくありません。体を動かさずに同じ姿勢でいると、筋肉が凝り固まって、関節の動きが悪くなります。
痛みが激しい時は安静にするのも大事ですが、体を動かせば筋肉や関節が緩まっていくので、動ける時は動いた方が調子がよくなる場合もあります。
・ストレス
ストレスも腰痛の原因となります。精神的なストレスは交感神経の働きを高め無意識のうちに筋肉が緊張してしまいます。
環境的なストレスも腰痛の原因になり得ます。寒い冬になると、体が縮こまって筋肉が硬くなりやすくなり、コリへとつながります。
・腰椎椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
腰椎椎間板ヘルニアは、比較的若い人に多くみられる症状です。背骨同士をつなぐ椎間板と呼ばれる軟骨は、中がゼリー状になっています。
軟骨が何らかの原因で外に飛び出してしまうと、神経を圧迫して、足腰にしびれや痛みを引き起こします。
脊柱管狭窄症は、50代以上によく見られる症状です。背骨の関節が老化し、神経の通り道である脊柱管が圧迫されて狭くなります。
腰痛と運動不足の関係
運動不足が腰痛の原因になってしまう理由はすでに述べましたが、背景にはいくつかの要因があります。運動不足と腰痛の関係性を解説します。
腰回りの筋肉の衰え
私たちの体には「脊柱」と呼ばれる背骨があり、脊柱の腰の部分を「腰椎」と呼びます。
運動不足になると、腰まわりの筋肉が衰えて、柔軟性が落ちてしまいます。すると脊柱全体や腰椎のバランスが崩れ、腰回りの筋肉に過度な負担がかかり、腰痛が発生してしまうのです。
肥満による腰への負担
運動不足の状態が続くと、肥満になる可能性が高くなります。体が重くなると、そのぶん腰への負荷が大きくなり、腰痛を引き起こすのです。
また、お腹周りに脂肪がつき、前に出るようになると、反り腰に繋がります。
血行障害が起こり老廃物が溜まる
運動不足は腰回りの筋肉の血行を滞らせます。血流が滞ると、硬直した筋肉が末梢神経を圧迫します。
ここに老廃物質が留まってしまうと、神経を刺激するようになり、腰痛を引き起こす場合があります。
自律神経が不安定になる
運動には、自律神経を整える働きがあります。自律神経は交感神経と副交感神経の2種類があり、互いにバランスを保ちながら体の状態を維持します。
運動不足は自律神経の乱れを引き起こし、副交感神経が十分に高まらず、血行不良が起きている場合が多いようです。
ストレスが解消されず蓄積されてしまう
日常に適度な運動を取り入れるのは、ストレスを発散させる効果があります。さらに、運動による適度な疲労感は、良質な睡眠につながります。
ストレスを抱えていると、脳に備わっている痛みの抑制機能の働きが低下し、過剰に痛みを感じてしまうと言われており、腰痛の痛みも例外ではありません。
運動不足による腰痛に悩む人必見!腰痛におすすめの運動
腰痛の原因のひとつとして考えられている運動不足。まずは、運動不足を解消してみませんか?
運動不足の状態からいきなり激しい運動するのはさらに腰痛を悪化させてしまうおそれもあります。また、痛みがあるのに無理な運動は禁物です。
生活に取り入れやすい運動を少しずつ取り入れていきましょう。
ウォーキング
シューズさえあれば、いつでもどこでも始められるウォーキングは、運動不足解消に手っ取り早く取り組める対策のひとつです。
最初は15~20分程度から始めてみましょう。
ウォーキングをする際には、正しい歩き方も重要。視線は前方を捉え、ひじは伸ばしたまま、前後に大きく振りましょう。おなかには力を入れ、腰が反らないようにしましょう。
筋肉をバランス良く刺激しながら、全身を使うようにして歩くと、運動不足による腰痛改善に効果的です。
腸腰筋のストレッチ
ストレッチも家で簡単にできるので、おすすめです。腸腰筋(ちょうようきん)は、背骨の腰のあたりから骨盤の内部を通り、太ももの内側へとつながっている筋肉です。
股関節を曲げたり、骨盤まっすぐに保つ働きをします。
腸腰筋のストレッチをすると、股関節周りの柔軟性が上がり、腰回りの筋肉の血流を促してくれます。血流の滞りによって腰痛が発生している場合もあるので、効果が期待できます。
腸腰筋のストレッチ方法
1. 足を前後に開き、後ろにおいた足は膝をつきます
2. 両手を前にある足の膝に置き、上体を前に倒していきます
3. ゆっくりと元の位置に戻します
4. 前後の足を入れ替えて、同じ動きを行います
まとめ
このように腰痛の原因はその人の生活習慣や、お身体の状態により様々です。
こころ整骨院では、時間をかけた細かな問診、解剖学に沿った検査、特殊な電気治療器を使用して、あなたの腰痛の原因の原因を見つけていきます。
あなたの繰り返す腰痛や慢性的な腰痛は、原因を解決していないから起こっているのかもしれません。
こころ整骨院で、腰痛の原因を見つけ、治療や筋力アップトレーニングを通じて、根本的な解決を一緒に目指しませんか。
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