寒い時期に「ぎっくり腰」が増えるのはなぜ?
2023年12月6日

目次
だんだんと気温が下がり冬に近づくにつれて、起こりやすいのが「ぎっくり腰」です!
では、なぜ寒くなると「ぎっくり腰」になりやすいのでしょうか?
ぎっくり腰=筋肉がつっている状態
結論から言うと ぎっくり腰は「筋肉がつっている」状態だからです。
ぎっくり腰は骨盤の中にある「腸腰筋」という筋肉が強烈につっている状態になります。
そもそも、筋肉が攣ると伸びも縮みもしなくなります。
いざ、ぎっくり腰になって腸腰筋がつってしまうと、その場から動けない状態になります。
これは腸腰筋がつって伸びも縮みしないので動けなくなるからです。
今まで「ぎっくり腰」になったことがある方からすると”動けない状態”はよく分かると思います。
筋肉は寒くなるとつりやすくなる
ではなぜ、腸腰筋が攣るのと寒い時期に関係あるのかというと 「筋肉は寒い時期につりやすくなる」からです。
寒い時期に筋肉がつりやすい理由は
筋肉の緊張
寒い時期は、体温を保つために血管が収縮し、血行が悪くなります。
血行が悪くなると、筋肉に十分な血液や酸素が行き届かず、筋肉が緊張しやすくなります。
筋肉が緊張すると、乳酸などの老廃物が蓄積され、筋肉がつりやすくなります。
筋肉の脱水
寒い時期は、暖房器具の使用やコートの着用などにより、汗をかきにくい傾向にあります。
汗をかきにくいと、体内の水分量が不足し、筋肉の脱水状態になります。
筋肉が脱水状態になると、筋肉の収縮力が低下し、筋肉がつりやすくなります。
どんな動作で筋肉がつりやすくなる?
具体的にどんな動作で筋肉がつりやすいかというと
●長時間同じ姿勢でいるとき
●急に動き出すとき
●重い荷物を持ったとき
ピンと来た方はわかるかと思いますが、 これらの動作はぎっくり腰が起こりやすい動作です。
だから、寒い時期になると腸腰筋がつりやすくなって「ぎっくり腰」が起こります。
ぎっくり腰を起こさないために
予防策としては
身体を温める
寒い時期は、暖かい服装を心がけましょう。
また、暖房器具の使用は、室温を20℃前後に保つようにしましょう。
適度な運動をする
適度な運動をすることで、筋肉の柔軟性を高め、筋肉の収縮力を高めることができます。
水分をこまめに摂取する
水分をこまめに摂取することで、体内の水分量を維持することでつりにくくなります。
ぎっくり腰になってしまったら・・・
ぎっくり腰は予防が1番重要です!
しかし、もしも「ぎっくり腰」になってしまった場合は、早めの施術が重要です!
早めの施術がその後の回復につながってきますので、
ぎっくり腰でお困りの方はご気軽にご相談くださいませ。