五十肩の種類と早期対処の重要性について
2023年01月25日
「最近肩の痛みで困っている」
「腕が上がりにくくなってきた」
「着替えや運転時、肩に痛みを感じる時がある」
というようなことはありませんか?
もしかすると、その症状は五十肩の始まりなのかもしれません。
そこで今回は、五十肩で悩むたくさんの方を治療してきた院長 高野が、『五十肩の種類と早期対処の重要性』についてお伝えしていきます。
五十肩は大きく3種類
一概に五十肩と言っても、痛みや可動域制限など症状は様々です。
当院では五十肩に対する考え方として、大きく3種類に分けています。
- 痛いけど動かすことができる(初期)
- 痛くて動かせない/または、動かさなくても痛い(中期)
- 痛みは少ないけど動かない(後期)
一番つらいのは中期
初期は、痛みが気になり始めても我慢すれば、日常生活への支障は少ない状態です。
この時期を放置すると、中期に移行していきます。
初期から中期に移行するまでは早い人で約1ヶ月、遅くても3~4ヶ月です。
中期になると、
「痛みで服の脱ぎ着が大変」
「寝ている時も痛みで目が覚める」
など、痛みが強くなり日常生活に支障が出てきます。
※五十肩の症状で当院に来られる患者様のほとんどが、強烈な痛みとそのストレスに耐えられなくなり、この時期に来院されます。
後期になると、痛みは落ち着いてきても腕が上がらないなど、可動域制限による日常生活に支障が残ります。
この一連の流れからいくと、『初期である程度対処できていたら、中期〜後期の強烈な痛みや生活への支障は未然に防げていた』ということです。
早期受診が大切
五十肩は、ぎっくり腰などとは違って、予兆や違和感を感じてから徐々に悪化していくので、初期で対処できれば早く治すことも可能です。
原因は、『インナーマッスルの低下』『姿勢の悪さ』『継続的にかかる過度な負荷』『肩こりの悪化』など人それぞれですが30代後半〜50代で発症することが多いため、
「動くけど痛みが出てきたな」
「いつもより治りが悪いな」
「年齢的に怪しいな」
と思った時点で早期受診をすることをおすすめします。